やりがいの大きな仕事

救急看護師は、ICUや救命救急センターなど、急患が多く運ばれる場所で日々看護活動を担っています。
救急蘇生処置・止血・骨折の対応などの救急処置や医師の処置介助を行う場面も多く、救急看護師には幅広い知識と技術が求められます。
また、救急看護師が対応する患者の多くは、一瞬の判断で生死が分かれる場合も少なくありません。
ケアの内容や質によって患者の状態が大きく変化するため、責任は重大です。

しかし、これは救急看護師のやりがいにもつながっています。
救急看護師のやりがいとして挙げられるのが、結果の早さです。
救急看護師の場合、早急な処置を求められます。
そのため、早急な処置が適切に行われた場合、その結果が現れるのも早いです。
処置の内容によって、患者の状態が非常に大きく変化しやすいためです。
たとえば骨折の患者の場合、毎日レントゲンを撮影して骨の状態を確認します。
最適なケアを行うことができた場合、次の日のレントゲンで確認することができます。
このように、救急看護師の場合、患者に行ったケアの結果がすぐにわかる場合が多いです。

また、救急看護師の場合、患者が快方に向かっていく過程を支えることも大きなやりがいにつながっています。
救急看護師が対応する患者の多くは初期段階で意識レベルが低く、意思疎通が困難な状態になっている場合が多いです。
患者が何を望んでいるのか、今後どのようにすればい良いのか、患者から発せられるわずかなサインや家族の声から検討する必要があります。
そのわずかなサインを基に患者の望みを推測してケアしていき、その後徐々に快方に向かっていくと、大きな喜びにつながります。